IIS6からIIS8への移行に関するメモ ~ODBC編~

Windows Server2003のサーバーをWindows Server2012R2へと今回移行することとなりましたのでメモ




IIS6からIIS8への移行。
詳しい方々が丁寧に説明しておられますので、基本的な部分はそちらを参考にしました。

参考にさせていただいたページ↓

(他にも適当にググったら沢山あります)

おかげさまで、IIS8は正常稼動してaspxも問題なく動いたのですが、
2003ServerのODBCデハマる。

「ODBCデータソースアドミニストレーター」ってものを利用するんですね。

・状況としては、IIS移行ツールでデータベース以外は移行済。
・IIS8のインストールで基本的なASPとかのインストールは済んでる。とする。

データベースのコピペ及び初期設定


1. 旧サーバーからデータベースのファイルをコピペ(ディレクトリごとごっそり)
2. IISサーバーマネージャーからディレクトリ追加で割り当てる→コレやってないと物理ファイルだけだと出来ない
3. アプリケーションプールの設定を行う
DefaultWebSiteのツリーに「アプリケーションプール」があるので、右の「アプリケーションプールの既定値の設定」をクリック

既定値の設定画面で、「32ビットアプリケーションの有効化」を[True]に変更。「マネージパイプラインモード」を[Classic]に変更します。(でないと2003ServerのODBCは32bitなのでうまく動作しなかった)
    次にデータベースのファイルのアクセス権を設定する。 例では「Database」という名前になってます。 ディレクトリ選んで→アクセス許可の編集です。


    ちなみにIIS_USERをセキュリティで許可しないとエラーで見れません。


    以上で下準備は完了です。続いてはODBCデータソースアドミニストレーターでのmdb設定です。

      ODBC データソースアドミニストレーター設定


      1. 恐らくIIS8の設定が終わっているならインストールされているはずですので、検索から「ODBC」っていれたら出てきます。 2つ出てくるのですが、「32ビット」版を使用してください。見た目は同じなのでわかりづらい。

      2. ODBCデータソースアドミニストレーターが立ち上がったら「システムDSN」を設定します。
        システムDSNというタブで「追加」


      3. データソースのドライバーは、「Microsoft Access Driver (*.mdb)」を選択します。


      4. セットアップ画面が出てきますので設定します。



      ・ データソース名: 例ではmdbという名前にしています。実際にASPでのコネクションで指定する名前になります。

      ・ 説明: ココは適当につけてOK。

      ・ データベース枠の[選択]をクリックします。


      ・ データベースのmdb選択画面が出てくるので、さっきコピペしたmdbファイルを選択してOK。

      5. 以上でおしまい。

      実際にaspのコネクションで更新できているか確認します。

      ちなみに、物理フォルダの共有設定変更とか実施した場合は、その都度IISマネージャでアクセス設定を確認してください。 もとに戻っている場合があります。

      とりあえず今回はここまで。

      次はmySQLとODBCの接続